このページの冒頭でも述べましたように、“長野県”と言う土地環境は、非常に豊かな自然の魅力に恵まれた地域です。
正にデザインを行うのに最適な場所だと感じますし、その中にある“長野県デザイン振興協会 様”や、そうした土地で生まれ育ったクリエイターの人達は、都会では産み出せないクリエイティブ・シーンを創出して行ける重要な役割を持っているように感じます。
十数年前であれば“地方”と言うような呼称が表していたように、都心でのデザイン情勢から隔離されていた時代もありました。
しかし、 インターネットという多様な情報を自由に収集出来る通信環境が整備され、もう“都心”でも“地方”でもデザイン制作を行う上での必要情報収集には時間差が無い時代となりました。
つまり、“情報環境”に差が無くなったことで、 これからは“デザイン”を行う“人(個性)”の内側から湧き出る感性が重要なポイントとなって来るんだと思います。
そして、それは、そのデザイナー自身の感性の在り方を自分自身でも確かに見つめ合うことにも繋がり ますし、 私自身も都会から移り住んで来て今日までの“デザイン業務”に従事して来た実体験から、“長野県”には他県にも類のない豊かな自然環境が在り、そうした心を解放出来る信州の広がりある環境が創造性を高めてくれているんだと思います。
また、デジタル技術の進歩と共に、デザイナーという“個(人)”の存在を企業が重要視し、尊重する“共生”の時代になったとも感じています。
企業のみならず、デザイナー同士が自由に出会い、意見交換をしながら相乗的に向上を目指す上でも、私自身が若いデザイナーの人達との意見交換を行いながら、次の世代に向けた人材育成にも貢献することが出来ればと所望しております。
長野県内のみならず、県外からも多くのデザイナーの人達が目を向ける“デザイン振興協会 様”には、今後も増々の期待を抱いております。
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